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2018年2月28日水曜日

ベイコム演奏会 2018 ~兵庫県立文化センター管弦楽団~




宝くじには当たりませんが、それ以外の当てもんには比較的良く当選する私ですが、今回「ベイコム演奏会 2018 ~兵庫県立文化センター管弦楽団~」に当選しました。



兵庫県立文化センターは、阪急西宮北口駅前にある、すごく立派なホールです、特に大ホールは総檜風呂風の豪華絢爛なホールでコンサートホールではなくオペラハウス仕立てです。
その座付きオーケストラが兵庫県立文化センター管弦楽団です。
略して「PACオーケストラ」、多分Pは県立、Aはアート、Cはセンターかと思います。

が今回会場は、尼崎のアルカイックホールです。

ここは阪神尼崎駅からペデストリアンデッキで5分程で、これも駅前と言えます。
こちらは少々お古ですが音響には非常に定評があります、しかしクラシックのオーケストラの演奏会が少ないのは残念です。

PACオーケストラは、県立文化センターのこけら落とし公演の最後の方を聴きに行った事があります、指揮は佐渡裕さんでした、中々メリハリの有る素晴らしい演奏ぶりでした、新進気鋭実力No.1と言う風情でした。
最近TVでちらっと見ましたが、10年一寸で巨匠風に成っていたのに驚きました。

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さて、
本日のプログラムは。
オッフェンバック「天国と地獄」序曲
メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
ベートーベン「交響曲第7番」

指揮:三ツ橋敬子
ヴァイオリン:近藤薫

ヴァイオリンの近藤さんは、あまり耳にしたことないお名前ですが、指揮者の三ツ橋さんは最近耳にします、演奏を聴くのは今回初めてですが、女流新進気鋭の指揮者で評価も高いようです。

前置きが長くなりましたが、聴いた感想です。
先ずは指揮者の三ツ橋さん、評判に違わぬ熱演で、耳たぶを紅く染めてまでの力の入った指揮ぶりでしたがどうでしょう、少し解説が過ぎる様に感じました、それはしゃべると言う意味ではありません、その指揮ぶりです。
観客にその曲の全てを解き明かしてくれます。
現在曲がどう言う状況か、そのタクトで解りやすく完全に解き明かしてくれるのです。
こちらは、曲を聴かずに解説を見てる感じになってしまいました。
10年後20年後にはその指揮法も変わっていくと思います、今後が大変楽しみです。

ヴァイオリンの近藤さんは、メンデルスゾーンを弾いてくれましたが、数々の名演が目白押しの曲で、かえって難しいかと思います。
一言で言うと、何も特別な事無く終わったという感じです。
僅少のミスはあったかもしれませんが、それは誰が演奏しても起こりうる事ですので問題にはならないですが、しかし何かもう一つ踏み込んでほしかったです。
ベートーベンでは、コンサートマスター席に座っていた様に見えましたが、そうだったのでしょうか?
どういう立場だったのか、ちょっと判りませんでした。

PACオーケストラは、さすが若手名手の登竜門的な感じで覇気を感じました、特にクラリネットの今回のトップ奏者が音色も豊富で素晴らしかった様に感じました。

プログラムは大変無難で安心して聴ける内容でした。
アンコールは、バッハの管弦楽組曲第3番のエールでした(G線上のアリア)。






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